ソフトバンクと一般財団法人箱根観光協会(以下、箱根観光協会)は、AR(拡張現実)を使った観光プロモーション「箱根補完計画 ARスタンプラリー」において、箱根ロープウェイの全線開通および大涌谷園地の部分開放に合わせた新コンテンツを告知した。

「箱根補完計画 ARスタンプラリー」は、箱根観光協会が人気アニメ「エヴァンゲリオン」とコラボするデジタルスタンプラリーで箱根全域を周ると、スタンプポイントでエヴァの登場人物や使徒たちがソフトバンク提供の観光アプリ「ふらっと案内」に出現するという、ARを使った楽しい試み。

2015年の火山活動でできた火口周辺にロンギヌスの槍が(同社資料より)

今回、箱根ロープウェイの全線開通、および大涌谷園地の部分開放を記念し、"箱根再始動"の取り組みの一環として9月9日より"大涌谷噴煙地巡りコース"が新たなコンテンツが投下される。箱根ロープウェイ早雲山駅から大涌谷園地を経由する桃源台駅までのこのコースでは、火口周辺に"ロンギヌスの槍"が現れる。

火口を案内するこのARには、スマートデバイスのセンサーから得られる気圧情報などにより高度を正確に認識するARを新たに開発しており、ロープウェイ乗車中に変化する火口の位置や高さを正確に補足できるようになっているという。 ソフトバンクでは、これまでもG空間情報(地理空間情報)を使った観光モデルの提案・取り組みを行っているが、今後も気圧センサーのほか各種センサーを活用し、天候や時間、明るさや風景など周囲の状況に応じたAR技術を用いた新しい観光促進モデルを提案していきたい、としている。