セイコーエプソンは9月6日、連結子会社であるオリエント時計の事業再編について検討開始したことを発表した。

この事業再編は、2017年4月に実施予定。オリエント時計の国内販売機能はエプソン販売に統合し、その他の機能はセイコーエプソンへの統合を前提に検討を進めていくという。

エプソングループは、2016年度から2025年度の10年間において目指す姿を示した長期ビジョン「Epson 25」を2016年3月に制定。このEpson 25に基づき、「インクジェット」「ビジュアル」「ウエアラブル」「ロボティクス」という4つのイノベーション実現に向け、取り組みを進めている。今回の事業再編は、オリエント時計の強みをエプソンに融合しウエアラブル機器事業の成長を加速させるもので、ウエアラブルイノベーションのビジョン実現に向けた取り組みの一つになるという。

オリエント時計は1950年設立で、代表的なブランド「オリエントスター」で知られる。2001年にセイコーエプソンの子会社となった。