8月29日(現地時間)、MicrosoftはOSS(オープンソースソフトウェア)として公開中のVisual Studio Code向け拡張機能の1つ「C/C++ for Visual Studio Code」をバージョン0.9.0に更新した。本バージョンでは、Visual C++で書いたWindows用アプリケーションのコードをVisual Studio Code上からデバッグする機能を追加し、C/C++コードを自動整形する「ClangFormat」使用時の書式設定に関する改善、自動補完機能の改善を含んでいる。

「cpptools」で検索すると現れる「C/C++ for Visual Studio Code」

デバッグ機能はx86/x64アプリケーションのデバッグに対応し、デスクトップアプリケーションの起動とアタッチ、ファイルや行、条件付きおよびファンクションベースのブレイクポイントなどをサポート。ただし、本バージョンでは、ソースコードはコンパイルした際と同じフォルダーに存在しなければならず、非同期呼び出しスタックは未サポートとなる。

ClangFormatへの対応および自動補完機能は2016年5月にリリースしたバージョン0.6.0からサポートしてきた。また、C/C++ for Visual Studio Codeはバグフィックスを除いて毎月バージョンアップし、OSSのテキストエディターとして存在感を高めつつある。

阿久津良和(Cactus)