PTCジャパンとウフルは8月30日、IoT領域におけるコンサルティングおよびPTCジャパンのIoTプラットフォーム「ThingWorx」の導入において協業し、スマートファクトリー化支援、予防保全、スマートホームなどIoTの各領域におけるコンサルティング・企画立案から構築・運用まで一括して支援するサービスの提供を開始した。

「Thingworx」はIoTアプリケーション設計機能と実行環境と共に、接続性、デバイスクラウド連携、データ解析、モバイル、遠隔サービスなどの機能を含む包括的なIoTテクノロジースタックを提供し、同プラットフォームにより企業は安全にアセットを接続し、新しい価値を提供する機能をすばやく開発できるようになる。

「Thingworx」の概要

一方、ウフルは2016年4月1日に「ウフルIoTイノベーションセンター」を開設したほか、同年5月にはオープンイノベーションによるビジネス創出を目指した「IoTパートナーコミュニティ」を設立。また、IoTイノベーションセンターをはじめ、同社のIoTコンサルタントによるコンサルティングサービスにより、IoTのビジネスモデル構築支援やPoCなどの実証実験を支援している。

ウフルが提供するIoTコンサルティングサービス

今回のパートナーシップ締結により、上流工程のコンサルティングやマーケティングに強みを持つウフルと、IoTプラットフォーム「Thingworx」を持つPTCジャパンで、それぞれの強みを生かし、顧客のIoTビジネスの推進を一括して支援していく。すでに先行して着手している施設管理、設備管理領域の顧客に向けたプロジェクトを皮切りに、今後両社で共同案件を実施していくとともに、共催セミナーなどのマーケティング活動も実施していくとしている。