データ・アプリケーション(DAL)は8月26日、データハンドリングプラットフォームの最新版「RACCOON(ラクーン)1.5」の販売を開始すると発表した。

「RACCOON」概要

「RACCOON」は、業務システムのマイグレーションやリプレースなどの場面で必要になるデータ移行、複数の業務システムでのデータ連携の際に不可欠なフォーマット変換や文字コード変換、データ分析のためのデータ統合など、企業情報システムにおけるさまざまなデータ処理を簡単なGUI操作によりノンプログラミングで実現できる。

最新版では、複数のデータベースやファイルを統合する場合に有用な重複データを取り除く重複除去機能と構造変換機能(マージ機能)を追加し、より精度の高いデータ生成を実現する。

「複除去機能の画面

構造変換機能の画面

文字列処理の内部実装を改良することで、データ変換速度を向上。テーブル上でデータ構造を編集する機能、演算式をまとめ、任意の新たな関数(スクリプト関数)として作成する機能、コンテキストヘルプ表示のなども追加された。「IBM DB2 v10.5」に対応するとともに、開発クライアントの「Developer Studio」ではWindows 10がサポートOSに追加された。

販売価格(税別)は、Standard Editionが300万円、Developer Editionが200万円。2017年3月末までは、キャンペーン価格として、Standard Editionを200万円で販売する。