日頃使うお金を引き出すATM。最近はコンビニやショッピングモールなどにも多数設置されていて便利ですよね。ATM手数料は1回あたり108円や216円と少額とはいえ、負担になりがち……。例えば、同じ金額を預金金利で受け取る場合、現在の普通預金金利は0.001%(※大手銀行の普通預金金利。2016年8月現在)なので、1,000万円を1年預けても利息100円。1回分のATM手数料にも届かないんです。

ATM手数料、損しないようにするには?

メガバンクは平日日中無料、条件によって時間外も無料

三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行など大手銀行の自行のATMは、原則として平日8時45分~18時までの引き出し手数料が無料。支店はもちろん、駅やショッピングモールにATMのある銀行もあるので、出勤前や昼休みなどに引き出すタイミングを見つけたいものですよね。

仕事が忙しいとATMに行く時間はなかなか取れないもの。そこで活用したいのが、条件に応じてATM利用手数料が無料になるサービスです。例えば、給与振込口座として利用している、クレジットカードの引き落とし実績がある、月末残高が一定額を超えている、web通帳を利用しているなどの条件を満たすと、銀行のATM時間外手数料やコンビニATMの利用手数料が無料になります。詳細は各行によって異なりますが、各大手銀行で行っていますよ。

ネット銀行は手数料無料サービスが豊富

自宅や会社の近くに預け先の銀行がないと不便ですよね。そんなときにはネット銀行がおすすめ。例えば、ジャパンネット銀行は、毎月最初の1回(入出金それぞれ)、提携ATMの利用手数料が無料です。2回目以降も、3万円以上の入出金なら無料。楽天銀行は、口座開設後6カ月間は無条件で月5回、預金残高によっては最大7回まで無料になります。

さらに、住信SBIネット銀行は、預金残高1,000円以上という必要条件に加えて、給与振込口座としての利用がある、預金残高が100万円以上ある、外貨預金残高があるなどの条件をどれくらい満たしているかに応じて、ATM利用手数料が無料になる回数がアップします。

いずれも、月に1回であれば比較的ハードルが低いですし、利用すればするほど無料で利用できる回数が多くなります。メインバンクをひとつにまとめれば、無料回数を増やせそうですね。