NTTデータは8月1日、事業組合システムバンキング九州共同センター(SBK)が、同社の提供する金融機関向け基幹系システム「BeSTAcloud」の利用を決定したと発表した。

SBKは、九州地区第二地銀の福岡中央銀行、佐賀共栄銀行、長崎銀行、豊和銀行、宮崎太陽銀行、南日本銀行が加盟し、コンピューターシステムを運営する事業組合。今回、沖縄海邦銀行がSBKへ加盟することが決定したため、計7銀行での利用となる。

NTTデータはSBKに対し1977年から約40年間にわたり基幹系システムを受託し安定運用を実現してきた。今回、「BeSTAcloud」の先進性・拡張性・柔軟性や国内最高水準のバックアップ機能などが評価され、SBKにおいて次期勘定系システムとしての利用が決定した。

「BeSTAcloud」は、NTTデータ「地銀共同センター」などで利用する標準バンキング・アプリケーション「BeSTA」を適用した、金融機関向けの基幹系システム。利用金融機関ごとに専用サービスを提供し、個別のニーズに柔軟に対応しながら、ハードウエアやセンター設備などを共有して効率化を図ることで、利用金融機関の「システムの自由度確保」と「システムコストの低減」の両立を実現。2014年3月のサービス開始以降、フィデアホールディングス(北都銀行、荘内銀行)、あおぞら銀行に次ぐ利用となり、今回のSBKの利用により、10銀行へ拡大した。

なお、SBK6銀行は2018年度の導入、沖縄海邦銀行の利用開始時期は2019年度を予定している。