NTTセキュリティは8月1日、NTTグループが有する高度分析基盤、セキュリティ脅威情報、セキュリティ専門技術を集約したセキュリティ専門会社として事業を開始した。

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同社は、顧客のセキュリティ管理ライフサイクル全体をサポートする先進的なマネージド・セキュリティ・サービス(MSS)およびセキュリティ専門プロフェッショナルサービスをDimension Data、NTTコミュニケーションズ、NTTデータをはじめとしたNTTグループの事業会社を通じ、世界各国で提供していくという。

取り扱いサービスは、マネージド・セキュリティ・サービスとして、24時間365日対応の高度セキュリティ分析官と独自開発のセキュリティ情報分析基盤により、サイバーセキュリティに関わる脅威検知・重篤度判定、即時報告、改善提案、即時脅威隔離・遮断を実施。また、ITシステムのセキュリティ上の欠陥を常時監視し、適切な対策をタイムリーに適用する。

さらに、セキュリティ専門プロフェッショナルサービスとして高度セキュリティ技術者が、ITシステムにおけるセキュリティリスクの調査と対策、セキュリティインシデント発生時における迅速かつ適切な対応、インシデント原因・被害の調査分析など、高度なセキュリティ専門技術に基づく技術支援サービスを提供。

同社は、グローバル本社および4つの地域事業本部(米国、欧州、アジア太平洋地域、日本)を設置し、地域と機能に基づくマトリックス組織により、グローバル・インテグレーションと地域固有の顧客ニーズへの的確な対応を両立するという。現在、2016年8月1日時点で世界14カ国に拠点を展開しており、今後はNTTグループの事業会社と連携し、さらなるエリア展開を進めていく方針だ。