米Googleは7月27日(現地時間)、アプリ、ゲーム、映画、テレビ番組などGoogle Playで購入したコンテンツを家族で共有できる「Google Play ファミリーライブラリ」を発表した。米国、日本など12カ国で利用できる。

ファミリーライブラリでは、代表者がファミリーグループの作成、共有コンテンツの管理、支払いの管理などを行う。代表者の要件は、20歳以上で、他のファミリーグループに参加していないGoogleアカウント保有者。代表者がPlayストアアプリからファミリーグループにメンバーを登録する。招待できるファミリーメンバーは最大5人。ファミリーメンバーの要件は、代表者と同じ国に居住し、別のファミリーグループに参加していない13歳以上のGoogleアカウント保有者となっている。

共有できるコンテンツは、ファミリーライブラリ対応コンテンツに限られる。デフォルト設定ではファミリーライブラリへの追加が可能な購入コンテンツが自動的にファミリーメンバーのライブラリに追加される。自動追加機能を特定の種類のコンテンツに制限したり、手動で追加・削除を管理することも可能。ファミリーメンバーが表示できるコンテンツの種類を制限するペアレンタルコントロールも用意されている。

ファミリーライブラリを作成する前に購入した対応コンテンツは、映画とテレビ番組は全てファミリーライブラリに追加できる。アプリとゲームは2016年7月2日以降に購入したものは追加可能。それよりも前に購入したコンテンツは開発者が許可している場合に限られる。アプリ内購入のコンテンツやアイテムは共有できない。

米国や英国など8カ国では書籍もファミリーメンバーのライブラリに追加できるが、日本を含む4カ国では共有が認められていない。音楽については、Google Play Musicファミリープラン(1480円/月)を追加することで、音楽のストリーミングサービスとGoogle Playで購入したコンテンツを最大6人で共有できる。

ファミリーグループでは、ファミリー用支払い方法を使ってファミリーメンバーもGoogle Playでコンテンツを購入したり、アプリ内購入を行える。ファミリー用支払い方法は、代表者がクレジットカードを登録して設定する。