従来はアシアナ航空がチャーター便を運航

山口県は7月15日に県内で実施した知事臨時会見にて、山口宇部空港初となる国際線定期便の就航が決定したことを発表。11月28日より、アシアナ航空が100%出資するLCCのエアソウル(本社: 韓国)が、山口宇部=ソウル・仁川線を週3往復で定期便を運航する。

同便は月・水・土曜日の週3便をエアバスA321-200(195人乗り)で運航。当面は3月末までの冬ダイヤでの運航を予定している。なお、エアソウルは同日、山口宇部空港を始め、高松、静岡、長崎、富山、広島、米子への就航を発表した。

これまでは2013年度冬期より、アシアナ航空が山口宇部=仁川線を定期チャーター便で運航していたが、2013年度に10往復(利用率: 84.3%)、2014年度に22往復(利用率: 95.7%)、2015年度に46往復(利用率: 93.6%)とチャーター便の運航本数を拡大させていた。これらの連続チャーター便が好調な利用実績を積み重ねるとともに、トップセールスにより定期便就航を働きかけてきた成果として、今回の就航が決定となった。

同県の村岡嗣政知事は、「これから先のことは、今回の定期便の運航状況を見てから考えることになるため、今回決まった11月末から3月末までの間に、しっかりと利用を促進していくということが重要となります。今年から韓国も含めいくつかアジアの国々に担当のプロモーターを配置して、現地の目線で山口のことをPRし、しっかりと誘客をする取り組みも進めております」とコメントしている。