ZMPは7月20日、「車両挙動計測ロガーパッケージ」の販売を開始すると発表した。

ADAS(先進運転支援システム)開発において、車両データを取得するためには、センサ類やデータ保存用ロガーの調達から、配線方法、複数センサとのデータ同期などの作業も必要となり、データ取得のためのシステム構築に多くの時間が費やされている。

今回販売を開始する「車両挙動計測ロガーパッケージ」は、独Telemotive社製の高性能データロガーをベースとしたデータ取得システムがあらかじめ構築された商品。同商品を用いることで煩雑なシステム設計・構築を行うことなく、すぐに車両や環境データ取得を開始することができる。

具体的には、車両情報専用ケーブル(OBDII規格)、GPS・気圧センサ「ZMP Position-Z2」、9軸モーションセンサ「ZMP IMU-Z2」およびネットワークカメラ(最大4台)をTelemotive製高性能データロガー「blue Pira T2」に接続することで、車両に関するさまざまな情報をエンジン起動と同時に取得することができる。また、これらに加えて手元で信号取得状況の把握やトリガー入力が可能なデバイス「Remote Control Touch」、電源ユニット、専用ケーブルを基本セットとして販売する。

「車両挙動計測ロガーパッケージ」の価格(税別)は250万円~で、その他アナログ・デジタル計測なども追加オプションとして選択可能となっている。

車両挙動計測ロガーパッケージの構成