日立製作所(日立)とServiceNow Japan(ServiceNow)は7月19日、ITシステムの運用管理の効率向上に向け、ITサービスマネジメント分野における協業に基本合意したと発表した。

今回の合意に基づき、両社は、グローバルでビジネスを展開する企業のIT部門向けに、SaaS型ITサービスマネジメント「ServiceNow」の標準化された運用プロセスに、日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の業務システムの運用ノウハウを組み合せた連携ソリューションの提供に取り組み、ITガバナンスの強化と迅速なITサービスマネジメントの最適化を目指す。

連携の第1弾として、「JP1」の監視結果に基づき、「ServiceNow」によるITサービス運用のインシデント管理や問題管理、変更管理、リリース管理といった各プロセスを標準化された手順で実行できるようにするほか、「ServiceNow」のワークフローの延長で「JP1」による自動化を実施するなど、シームレスな連携を今年度内に実現する予定。さらに、「ServiceNow」向けのカスタムアプリケーションの提供に向けた検討を進めていくとしている。