デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、訪日外国人を対象としたインバウンドビジネスへ向けて、グループ会社横断型の総合デジタルマーケティングソリューション「いらっしゃいませ JAPAN!」の提供を開始した。

今後、インバウンドマーケティングにおいて、DACはグループ会社およびパートナー企業と連携し、ワンストップソリューションを拡大するという。

具体的には、DACが提供するDMP「AudienceOne」およびパートナー企業を通じて対象オーディエンスを解析することで、訪日前・訪日中の日本に興味のある外国人、訪日経験のある外国人に対する広告出稿に留まらず、企業の自社メディアによるコンテンツ提供や、ソーシャルメディアを通じたコミュニティの運用設計など、訪日外国人の各購買プロセスにおけるタッチポイントを創出し、インバウンドマーケティングにおける重要な要素をワンストップで支援する。 

「いらっしゃいませ JAPAN!」ソリューションも概要

提供サービス例としては、自社メディア・コンテンツの拡充、ソーシャルメディアの活用、広告出稿と運用サポートを想定。

自社メディア・コンテンツの拡充では、各国ターゲットを対象としたインバウンド向けWebサイト、コンテンツ、広告クリエイティブの多言語展開。

ソーシャルメディアの活用では、 英語圏、中華圏を中心としたMCN(マルチチャンネルネットワーク)として、インバウンドビジネス向け動画マーケティングソリューションの提供や、eiboなど各国特有のソーシャルメディア運用。

そして、広告出稿と運用サポートでは、トラベルデータを保有するDMP「AudienceOne」と各地域におけるデータパートナーとの連携による広告商品の開発、Google 、Yahoo!、Bing、NAVER、また中国Baidu向けリスティングサービスやSEO対策を中心にキーワード、広告文、レポーティングの多言語展開、メッセージング管理ソリューション「DialogOne」の提供、LINEアカウント運用などテクノロジー領域でのサポートなどを行う。

今後さらにサービス領域の拡大を予定しており、英語圏や中華圏のユーザーを対象とした広告パッケージの追加や各種広告フォーマットの開発、マーケティングチャネルの確立などを行うという。