西日本電信電話(NTT西日本)は7月15日、脈拍や体の動きなどのバイタルデータなどで恐怖や驚きといった心の状態を可視化する「スマート光お化け屋敷」の開始を発表した。7月15日から「梅田お化け屋敷」、7月27日から「沖縄おもろおばけ屋敷」の2会場で実施する。

「スマート光お化け屋敷」の概要

「スマート光お化け屋敷」では、体験者に、エプソン販売が販売する「PULSENSE(パルセンス)」(脈拍計測機能付き活動量計)を装着し、取得した活動量データから、体験者の脈拍や体の動きなどのバイタルデータを収集する。収集したデータは、独自のアルゴリズムで解析することで、恐怖・怯え・平静・硬直・驚愕といった心の状態を「ビビり度」として可視化する。

また、「梅田お化け屋敷」では、BLE Beacon(ビーコン)技術を応用し、PULSENSEを装着した体験者の位置情報を把握することで、特定のエリアに入ったPULSENSE装着者の反応をデータで収集・分析できるほか、体験中に消費したカロリーも表示する。これにより、お化け屋敷運営者は、演出・仕掛けに対する体験者の反応を客観的に評価でき、改善を行うことが可能となる。

お化け屋敷を体験した後、「ビビり度」と「消費カロリー」を専用のWebサイトに表示するほか、位置情報ビーコンに対応した位置情報検知環境の構築により、体験者の「ビビり度」を場所ごとに取得する。

「スマート光お化け屋敷」は、NTT西日本、NTTスマートコネクト、エプソン販売、愛知県立大学によって実施される。

NTT西日本は、同イベントの開催、運営、利用者環境におけるネットワーク回線やWi-Fiの提供、BLE位置情報検知環境の提供、ICT技術とノウハウの提供を行う。NTTスマートコネクトは「ココロの視える化サービス」を提供し、エプソン販売は、ビーコン技術に対応した業務用PULSENSEを提供。愛知県立大学がバイタルデータ解析ノウハウ提供/解析アルゴリズムの開発・提供を行う。