Googleと日本科学未来館は14日、検索を通じて地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」の新コンテンツとなる「The Searching Planet 検索する地球」を公開した。

「ジオ・コスモス」(Geo-Cosmos)は、直径6m、13トン、10,362枚の有機ELを使って、1,000万画素を超えるパネルが精巧に配置された"地球"。日本科学未来館のシンボルとして、同館に設置されており、パネルには気象衛星からのデータをリアルに反映させることでリアルな地球を見ることができる。

日本科学未来館のジオ・コスモスに映し出される「The Searching Planet 検索する地球」(Google Japan公式ブログより)

「ジオ・コスモス」には、約6億年前からの大陸移動や20万年前からの人類の大移動や道路、航路、鉄道、空路から国際宇宙ステーションまで人類の軌跡を表示するNorthern Arizona University提供のテーマ「人間の活動と地球観の変遷」や、エネルギー消費量とGDP、世界貿易の流れ、海底光のファイバー鋼、女性国会議員の誕生など、ドイツ生まれのインゴ・ギュンター氏による複数のテーマなどもコンテンツとして映し出すことができる。

今回、Googleと共同制作したテーマは「検索から世界を考える」。"検索"という方法を広く一般に浸透させてきたGoogleが提供するのは、好奇心や驚き、祈り、心が動いた瞬間と、人間の感情や行動など、検索から反映される人間の営みが垣間見える映像。日本科学未来館の1Fシンボルゾーンと3F、5Fの展示フロアから見ることができ、1Fのシンボルゾーンは入場無料。通常は、宇宙から見た地球を感じられる「地球の姿」が映されるが、 「検索から世界を考える」は約8分間(11:15~ / 13:15~ / 16:15~)映し出される。

またWebサイト「Chrome Experiments」でもそのストーリーは公開されており、ジオ・コスモスでは紹介しきれなかったコンテンツも用意されている。