映像コンテンツは大画面で見るほうが楽しい。画面を余すことなく表示できたとしてもiPhone 6/6sは4.7インチ、画面の大きさがウリの6 Plus/6s Plusでも5.5インチに過ぎず、30インチ、40インチが当たり前となった薄型テレビに比ぶべくもない。映画やスポーツ番組はもちろん、バラエティ番組でさえ大画面のほうが説得力が出てくる。

手軽に楽しめる動画コンテンツといえば「YouTube」だが、これもやはりテレビで見たほうがいい。コンテンツにもよるが、利用するデバイスの解像度に応じた動画データを再生するしくみを持つため、テレビで見るからといって粗が目立つわけでもない。

しかし、テレビのリモコンは動画検索に適していない。断然iPhoneのほうがスピーディーに文字入力できるので、見たいコンテンツにたどり着く時間はiPhoneのほうが短いはず。

そこで検討したいのが、iPhoneとテレビの役割分担。両者を連携動作させれば、iPhoneで探したコンテンツをテレビで再生する、という使いかたが可能になるのだ。Wi-FiネットワークとYouTubeのアカウント(Googleアカウント)が必要になるものの、すでに多くのユーザが保有しているはず。こちらの[リスト]に掲載されているメーカーの、ここ数年以内に発売されたテレビであればOK。

準備はかんたん、まずはテレビのYouTubeアプリを起動し、「設定」→「端末のペア設定」の順に画面を開き12桁のペアリングコードを表示しよう。次にiPhoneのYouTubeアプリで設定画面を開き、「テレビでの視聴」をタップ、先ほどのペアリングコードを入力する。これで、iPhoneで再生可能な状態にあるYouTubeの動画コンテンツを、同じWi-Fiネットワークに接続された薄型テレビに再生指示できるようになるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iPhoneのYouTubeアプリを起動し、設定画面で「テレビでの視聴」をタップする

2 テレビのYouTubeアプリに表示された12桁の番号を入力する

3 以降、テレビとiPhoneが同じWi-Fiネットワークに接続しているとき、iPhoneからテレビに動画の再生指示を出せるようになる