ゼネテックは7月14日、3D CAD/CAMシステム「Mastercam 2017」の日本語版を7月28日にリリースすると発表した。

「Mastercam 2017」では、Windows Office製品に似たリボンインターフェースを採用することで、必要なコマンドがより早く見つかりやすくなり、マウス操作を削減。また、リボンはカスタマイズが可能で、ユーザーの業務効率化に理想的なワークフローの構築が可能だとする。

リボンインターフェースによる作業効率の向上が期待できる

また、CAM機能においては、ツールパスの計算前に加工/回転領域をプレビューで確認できる機能や、工具の突き出し量を視覚的に調整・確認可能な「工具突き出し設定」機能など、効率的なツールパス作成を支援する機能強化が図られている。特に「ダイナミック・モーション」は、高送りと深い切り込みによって、1回あたりの切削量を多くし、トータルの切削距離を短くすることで、加工の効率化と工具負荷の軽減を両立。同機能により、加工時間を最大で75%短縮できるとしている。

「ダイナミック・モーション」機能

「 工具突き出し設定」機能