7月12日(以下すべて現地時間)、MicrosoftはWindwos 10 Enterpriseのサブスクリプション制とSurface Pro 4やSurface Bookを月単位でリースするプログラムを、2016年秋から開始すると発表した。これは、10日から14日まで、カナダのトロントで開催している「Microsoft Worldwide Partner Conference 2016」2日目のキーノートで発表した内容と同様になる。

Microsoftは企業ユーザーに対してボリュームライセンス契約を用意しているが、セキュリティやITを使ったビジネスの効率化など昨今のIT事情を踏まえて、新たなプログラムを用意した形だ。対象は同社のCSP(クラウド・ソリューション・プロバイダー)プログラム参加社を対象にしており、Windows 10 Enterprise E3 for CSPは月額7ドルで使用可能になるとしている。さらに構成を変更したWindows 10 Enterprise E5 for CSPの発表も2016年後半に予定している。

SurfaceのリースプログラムもCSPプログラム参加者を対象に、クラウド管理サービスやOffice 365、Windows 10および関連するISVソフトウェアと一緒に提供される。今回のプログラムによってMicrosoftは、クラウドからOS、ソフトウェアに加えて自社製ハードウェアを提供するソリューションパッケージを手に入れた形だ。本プログラムについて価格などは明らかにしていない。

阿久津良和(Cactus)