日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は7月12日、航空宇宙アプリケーション向けDDR(ダブル・データ・レート)メモリ用終端リニア・レギュレータ「TPS7H3301-SP」を発表した。

同製品は最大65MeV-cm2/mgのシングルイベント効果への放射線耐性を備えるほか、最大100krad(シリコン)のTID(電離放射線に対する標準強度、トータルドーズ耐性)を提供。また、シンク/ソース終端用の2個の電力用モノリシックFET(電 界効果トランジスタ)と、内部電圧リファレンスを集積しており、DDR用のスイッチング・モード方式のレギュレータ・ソリューションと比較して約半分のサイズの1.056cm2のパッケージで供給され、航空宇宙アプリケーションに重要な、重量や打ち上げコストを削減する。

現在、「TPS7H3301-SP」は Qualified Manufacturer List (QML) Class V や100krad(シリコン)RHA(放射線耐性保証)の認証(5962R1422801VXC)を取得済の16ピン・デュアル・セラミック・フラット・パッケージで供給されている。