樫尾俊雄記念財団は2016年7月22日から同年8月31日まで、「樫尾俊雄発明記念館」にて小学生向けの夏休み企画展示「デジタルってなに?」を開催する。

樫尾俊雄発明記念館は、カシオ計算機の名誉会長である樫尾俊雄氏(故人)が残した発明を世の中に伝えることを目的とした施設。樫尾俊雄氏の自宅だった建物を改装し、一般にも公開している(要予約)。

「樫尾俊雄発明記念館」の建物外観

小学生向けの夏休み企画展示は、昨年(2015年)も実施。電卓とそろばん、ストップウオッチと砂時計、書籍の辞書と電子辞書など、実物を比べて体験しながらデジタル技術の原理やデジタル化によるメリットを学べる展示、および電卓の構造を自分の手で学べる電卓組み立て教室を開催した。

そろばんと電卓を比較

紙の辞書と電子辞書を比較

電卓組み立て教室

2016年は上記に加えて、発明に必要な「新しい視点」や「自由な発想」を伸ばせる以下の体験イベントを開催する。

7月25日(月)・8月26日(金) 高速撮影体験

水風船が割れる瞬間などを高速撮影して、普段は目に見えない世界をとらえる。自撮りが楽しめるコーナーも用意。

7月29日(金) 電卓分解組立教室

電卓の実機を分解して組み立てながら、中の仕組みを学ぶ。電卓を使って親子で楽しめるマジックも体験。

8月4日(木) 計算探検 ~世界を楽しく計算しよう~

電卓を使って身の回りのできごとを楽しみながら計算。数を通じてさまざまな角度からものごとを見る体験。

8月10日(水) はなうた作曲教室

スマホアプリ「Chordana Composer」を使って鼻歌や声だけでメロディを作り、さまざまな音楽を簡単につくり出す作曲家体験。

8月23日(火) 発明家になろう ~自分だけのG-SHOCKをつくってみよう~

耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」開発者、伊部菊雄氏と一緒に自由にアイデアを出して、世界にひとつのオリジナルの「G-SHOCK」を考える発明を体験。

夏休み企画展示の概要

■場所 : 樫尾俊雄発明記念館
東京都世田谷区成城4-19-10
(小田急小田原線「成城学園前」駅下車、西口より徒歩約15分)

■対象 : 小学生
保護者の同伴が必要、1組で子供が1名~2名

■参加費 : 無料

■開催期間 : 7月22日(金)~8月31日(水)
1日2回(12:30~、15:00~)
1回につき1~1.5時間の見学

■申込方法 :樫尾俊雄発明記念館の夏休み企画展示ページから予約(先着順)