川崎重工は6月30日、航空自衛隊向けC-2輸送機の量産初号機を防衛省に納入したと発表した。

C-2輸送機は、現行のC-1輸送機の後継機で、全長43.9m、全幅44.4m、全高14.2m。機体の大型化により貨物搭載量が大幅に増加されたほか、低高度飛行における操縦性を高める新規開発の飛行管理システムや、機内貨物の積み降ろしの集中管理によって省力化を可能とした搭載しゃ下システムを採用。また、米ゼネラル・エレクトリック製のエンジン「CF6-80C2K1F」を搭載したことで、C-1輸送機を上回る速度、航続距離等を実現している。

同社は、今回納入した量産初号機に引き続き、量産2号機以降も順次納入していく予定であるとしている。

C-2輸送機