ボンバルディアは現地時間の6月29日、CS100初号機をスイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)に引き渡したことを発表。SWISSは政府代表、サプライヤーやメディア、ボンバルディアのスタッフ等とともに式典を実施した。

6月29日に式典を実施

ボンバルディアは現地時間の6月29日、初号機となるCシリーズをスイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)に引き渡したことを発表。SWISSは政府代表、サプライヤーやメディア、ボンバルディアのスタッフ等とともに式典を実施した。

最初のCS100は7月15日のチューリッヒ=パリ線を皮切りに、ワルシャワ、ブリュッセル、ニース、シュトゥットガルト、ハノーバー、ミラノ、フィレンツェ、ブカレスト等にも導入される。SWISSは今後、既存のRJ100を徐々にCシリーズへと置き換えていく。

初飛行は7月15日を予定

Cシリーズは、1機あたり最大1,300万米ドルの付加価値を運航会社に提供するように新規設計された機材。業界標準よりも大きな19インチ幅の座席、乗客ひとりあたりひとつの機内持ち込みバッグを収納できる大型頭上収納棚、単一通路型航空機市場では最大の窓を設備。また、Cシリーズの最大航続距離は、当初目標を350NM(648km)上回る最大3,300NM(6,112 km)となっている。

CS100に関しては、先進素材・最先端技術・先進空気力学などに加え、Pratt & Whitney PurePower PW1500Gエンジンを使用。エンジン交換済みの他の航空機と比較して、15~20%以上の燃費優位性を提供する。