日立システムズは6月28日、子どもを持つ住民宛てに予防接種のスケジュールを自動作成し、メール通知することなどができる「自治体向け 子育て支援モバイルサービス」の機能を強化し、同日から販売を開始することを発表した。

サービスイメージ図

今回、これまで提供してきた予防接種スケジュールの自動作成機能や配信機能に加え、妊婦健診・乳幼児健診のスケジュール表示、産後の子どもの成長記録などの機能、近隣の保育園や幼稚園、小・中学校、産科・小児科などの子育て関連施設を検索する機能など、新たに9機能を追加した。

子どもの予防接種のスケジュールをマイページのカレンダーに自動連携するイベントカレンダー機能では、マイページで作成している複数の子どもの予防接種スケジュールをカレンダー形式で見やすく管理できるほか、保護者自身の予定も登録が可能。

また、産後の子どもの身長・体重の成長を記録し、スマートフォンであれば成長記録をグラフで表示することもできる。さらに、近隣の保育園や幼稚園、小・中学校、産科・小児科などの子育て関連施設を検索できる機能では、近隣の施設を一覧で参照できるだけでなく、地図情報とも連動しているため、実際の地図上で施設の場所を簡単に把握することが可能となる。

そのほか、妊婦健診や乳幼児健診などの母子健診スケジュールを表示し、そのスケジュールに合わせてメール通知する機能や、保育園・幼稚園の空き状況やイベントなどのさまざまな情報をリアルタイムで閲覧することができる情報発信機能などが追加されている。

価格は自治体の人口規模などにより異なり、標準機能が月額2万3000円(税別)から、初期導入費が別途必要となる。