アスクルはこのほど、ヤフーの協力のもと運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO」(ロハコ)で新受け取りサービス「Happy On Time」を開始する。

「Happy On Time」

Happy On Timeは利用者が日常の暮らしの中で、LOHACOで購入した商品を受け取りたい時間に受け取るためのサービス。

2時間枠の指定は無料、1時間枠の指定は1回当たりの購入金額3,900円(税込)で無料となり、小刻みな時間帯で受取時間を指定できるようになる。また、配達予定日の前日の夜間(当日配送の場合は当日昼間)をめどに、配達予定時間を30分の幅で通知される。配達の10分前に、もうすぐ届ける旨をアプリのプッシュ通知で連絡がくる。

配達予定日の前日の夜間をめどに、配達予定時間を30分の幅で通知

配達の10分前にもうすぐ届ける旨をプッシュ通知

さらに利用者は配達時間の1時間前から、アプリまたはサイト上の地図で配送ドライバーの現在位置が確認できるという。遅延が発生した場合は速やかに、アプリでプッシュ通知される。同日内であれば、アプリ、サイトから直接、商品受取時間の変更や再配達の依頼ができる。

「Happy On Time」サービス開始の背景

現在一部の地域で試験導入しており、8月末からは東京都千代田区、中央区、港区、江東区、世田谷区、大阪府大阪市北区、福島区、此花区で本格的にサービス開始するという。指定可能時間帯は2時間枠が8時~22時、1時間枠が6時~24時(対応件数に上限あり)。

一般的に宅配された商品が受け取られなかった「不在率」は23.5%(国土交通省発表)であるのに対し、今年5~6月の東京都江東区での同サービス試験導入では6%にとどまったという。「eコマース市場は拡大を続けておりますが、再配送の削減により環境負荷の低減につながることが期待されます」と同社。