エプソンは6月22日、同社の会計事務所向け会計ソフトである「INTER(インター) KX 財務会計R4」および「財務顧問R4 Professional」のオプション・サービスとして、建設・土木業や製造業の工事別(製造別)原価管理に対応する「Weplat 財務会計 原価管理オプション」を提供開始した。年間ライセンス料は、1ライセンスで4万円(税別)、追加1ライセンスは2万5000円(同)。

新サービスは、建設業や製造業の原価管理に必要な「現場別工事台帳(製造別原価台帳)」「工事原価一覧表(製造原価一覧表)」「工事別原価経費内訳表(製造別原価経費内訳表)」などを容易に作成できる会計事務所向けオプションサービス。

これらの帳票を元に、顧問先企業へ工事や製造の予算進捗管理や経費内訳を元にした原価管理の支援が可能になる。建設業における会計業務において、期をまたぐ工事の未成振替仕訳自動作成処理、工事完成時の完成振替仕訳自動作成処理にも対応するという。

また併せて、同社の会計ソフト「財務顧問R4シリーズ(会計事務所向け)」「財務応援R4シリーズ(中小企業向け)」が、建設ドットウェブの原価管理システムである「どっと原価 NEOシリーズ」とのシステム連携を発表した。

どっと原価 NEOシリーズは、建設業で利用している見積受注-予算管理-原価管理-支払請求までトータルに管理できるソフトウェアとのこと。同システムで自動作成した仕訳データを財務顧問R4シリーズや財務応援R4シリーズに取り込むことで、会計業務の効率化に貢献するとしている。