ディスカバリーズは6月22日、Microsoft Office 365に含まれるSharePointOnlineサイトのログ分析・レポートサービスであるDiscoveries InSite インテリレポートの機能を拡張し、「Office 365 監査ログ連携機能」をリリースしたと発表した。

インテリレポート Office 365 監査ログ連携画面

ディスカバリーズのクラウドサービスであるインテリレポートは、SharePoint Onlineのアクセス ログを収集して分析・レポートするもの。インテリレポートの機能を拡張した同連携機能により、Office 365の監査ログデータをインテリレポートで取り込み、レポートできるようになった。

具体的には、SharePoint Online内のサイト、リスト、ライブラリ、コンテンツタイプ、リスト アイテム、ライブラリファイルに誰が何を行ったかが確認できるため、たとえば、誰がどのコンテンツを削除したかの特定が可能となる。

Office 365に含まれる監査ログレポートでは、ログレポートが保持される期間やダウンロードできるデータ量に制限があり、監査ログレポートを確実に取得するためには、定期的にログをダウンロードして格納するプログラムを開発するなどの対応を取る必要があった。しかし、インテリレポートを「Office 365 監査ログ連携機能」に連携させることで、期間やデータ量の制限なく定期的にデータを収集できるようになる。

さらに、連携によりアクセスした社内サイト、ページ、リストアイテムのログが統合されるため、ユーザーがファイルにアクセスした動線までもが明らかになり、レポートの網羅性が高まる。