ヴイエムウェアは6月14日、安全なデジタル ワークスペースを実現するプラットフォーム「VMware Workspace ONE」の新機能として、新たなID管理に基づいたワークスペースを発表した。

新機能により、管理されていないデバイスにおいても、従来のMDM(モバイルデバイス管理)のプロファイルを用いず、ネイティブOSレベルでデータの保護を可能にする。これにより、スタンドアロンのMAM(モバイル アプリケーション管理)とIDaaS(Identity-as-a-service)におけるさまざまな制約を解消する。

新機能で利用される新たなVMware Verifyアプリケーションは二要素認証(2FA)を組み込んだソリューションで、個人所有のスマートフォンやタブレットを認証トークンとして使用する。

ユーザーが企業アプリケーションにログインする際、デバイスに表示される「Verify」の通知を単純にタップするだけで即座に認証が行われる。

VMware Workspace ONEは、Standard、Advanced、Enterpriseの各エディションを通じて提供される。市場想定価格は、クラウドを通じたサブスクリプションモデルが1ユーザー当たり1カ月980円から、オンプレミス環境に導入する永久ライセンスが1ユーザー当たり1万8500円からとなっている(いずれも税別)。

VMware Workspace ONEの画面