本田技研工業(ホンダ)は6月2日、知能化技術の研究開発を強化するため東京・赤坂に新拠点「HondaイノベーションラボTokyo」を開設すると発表した。同拠点は外部有識者や研究機関との連携を図る共創の場となる予定で、9月の開設を目指している。

同社は2003年に脳研究や視覚・聴覚認識など、知能化研究を進化させることを目的にホンダ・リサーチ・インスティテュートを設立。ドイツ、米国、日本に拠点を設け、科学研究者とのネットワークを構築し、研究に取り組んできた。

今回、HondaイノベーションラボTokyoを開設することで、グローバルで新たな人材を幅広く集め、さまざまな技術者や研究者が外部有識者や研究機関と連携を図りながら、実用化に向けた知能化研究開発をさらに加速させていきたい考えだ。