Instagramのスマートフォン・アプリのユーザー数が、2016年4月に1000万人を突破した。ニールセンが5月31日に発表した調査結果による。

スマートフォンの利用状況(2016年4月)

同調査は、同社のスマートフォン視聴率情報である「Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)」の2016年4月データを基にスマートフォン・アプリの利用状況を同社が分析したもの。

2016年4月時点でのスマートフォンのユーザー数は5496万人であり、1人あたり1日の平均利用時間は2時間11分だったという。スマートフォンの利用時間全体においてアプリからの利用とWebブラウザからの利用を比較すると、アプリからの利用時間が全体の80%を占めている。

スマートフォン・アプリ利用者数の上位10件(2016年4月)

アプリ別の利用者数を見たところ、最も多かったのはLINEの4305万人だった。2015年からの増加率が最も高かったのはYahoo! JAPANの42%であり、エンターテインメント系アプリであるYouTubeやApple Music、コミュニケーション/SNSアプリであるTwitterやLINEの増加率も高い。LINEやTwitterは増加人数も多く、2015年と比べて500万人以上利用者数が増加した。なお、上位10位にはランク入りしていないものの、Instagramも増加率が高く、2015年と比べて利用者数が500万人増え1000万人を初めて突破したという。

Twitter/Instagramアプリの性別・年代別利用者数比較

SNSアプリとして継続的に利用者数が増加しているTwitterとInstagramに関して性別・年代別の利用者数を2015年と比較すると、Twitterは35歳以上の増加率が高く、特に35~49歳の女性と50歳以上の男性利用者が増加したことが全体の利用者数増加に寄与したとのことだ。Instagramは、元来利用者数が多かった34歳以下の女性に加えて、35~49歳女性の利用者も増加したという。また、Twitterと同様に50歳以上の男性利用者も大きく増加した。