日本HPは5月31日、従来機から小型化、軽量化したオールインワン型ワークステーション「HP Z1 G3 Workstation」「HP Z840 Workstation」「HP Z640 Workstation」「HP Z440 Workstation」のほか、「HP Z Turbo ドライブ G2」に大容量モジュールを搭載した「HP Z TurboドライブG2 1 TB PCIe SSD」を発表した。6月中旬から順次販売を開始する。

「HP Z1 G3 Workstation」

HP Z1 G3 Workstationはシンプルな一体型の筐体に従来のタワー型ワークステーションが持つパフォーマンスを兼ね備えたオールインワン型ワークステーション。第三世代となる新製品では小型化と薄型化、軽量化を実現している。

また、23.6インチのアンチグレアUHD 4Kディスプレイ採用によりクリアな映像を実現しているほか、グラフィック重視のプロジェクトにも対応。Intel Xeonプロセッサーが、ワークステーションクラスの強力な処理技術をサポートし、あらゆる高負荷なアプリケーションに対応。

HP Z840 Workstation、HP Z640 Workstation、HP Z440 Workstationは、Intel Xeonプロセッサ、NVIDIA Quadro、AMD FireProといった最新のグラフィックスオプション、ならびにWindowsとLinuxの使用が可能。新しいIntel Xeon E5-2600 v4シリーズのプロセッサを搭載したHP Z Workstationは従来のプロセッサよりも高速な最大2400MHzのメモリ速度を備え、1台のワークステーションあたり最大44基までの物理コアをサポート。

さらにHP Z TurboドライブG2 1 TB PCIe SSDを搭載し、HPのデスクトップ型ワークステーションをアップグレードすることができる。1TBのPCIe SSDを搭載したHP Z Turboドライブは、従来のSSDの最大4倍の読み込み速度を同等のコストで実現し、生産性を高め、HP Workstationのワークフローを最適化するという。

さらに、データ容量の大きい3Dグラフィックスや動画などを遠隔操作することができる「HP Remote Graphicsソフトウェア(HP RGS)」の新機能として、レシーバーソフトウェアがApple Mac OS Xでも使用可能となった。MacユーザーもハイエンドのHP Z Workstationにアクセスし、Mac OSのネイティブアプリに加え、HP RGSを通じてワークステーション向けに最適化されたWindowsもしくはLinuxのアプリの双方を同時に活用できる。

価格はいずれも税別でHP Z1 G3 Workstationが19万円~、HP Z840 Workstationが23万1500円~、HP Z640 Workstationが26万6500円~、HP Z440 Workstationが13万8500円~、HP Z TurboドライブG2 1TB PCIe SSDが15万円~。