グレープシティは5月31日、モバイルアプリ開発用コンポーネントセット「Xuni(ズーニー)」の最新バージョンを発表、サブスクリプションユーザーは5月17日から利用可能となっている。

Visual StudioとXamarin環境でXuniを利用したクロスプラットフォームアプリ開発

「Xuni」はモバイルアプリ開発用に、各種ユーザーインタフェースを提供する開発支援製品で、アプリに組み込むユーザーインタフェースを、部品(コントロール、コンポーネント、ライブラリ、フレームワーク、モジュールなどの名称で呼ばれるソフトウェア)で提供する。

各部品はAndroid、iOSのネイティブアプリ開発に加え、Xamarinプラットフォームを利用したAndroid、iOS、Windows Phoneのクロスプラットフォームアプリ開発でも利用できる。

今回、発表された最新バージョンでは、カレンダーを追加し、従来バージョンから機能強化したデータグリッド、チャートなどと合わせて6種類のコンポーネントを提供している。また、Xamarinプラットフォームに対応しており、Microsoftの統合開発環境であるVisual Studioを利用したAndroid、iOSアプリ開発でXuniを利用でき、コーディングからデバッグ、シミュレーターを利用した動作検証までVisual Studioから効率よい操作が可能となっている。

なお、「Xuni」の各コンポーネントはネイティブ用をベースに、機能を各環境向けに提供されており、それにより、開発するアプリの種類と開発環境が異なっても、同等機能が実現するという。例えば、Android Studioで開発するアプリにXuniのカレンダー機能を利用した場合、Xamarinプラットフォームのほか、Xcodeで開発するiOSアプリでも同じカレンダー機能を実装する開発ができる。

2016年5月以降、新規にサブスクリプションを契約する場合は、1ユーザーライセンスの年間費用が16万円から変更した新価格、11万8800円(税込)となる。

Android StudioとXuniを利用したアプリ開発