シーイーシーは5月23日、AGC旭硝子と協業し、工場の生産革新に向けたIoT(Internet of things)活用分野および人・設備の最適な協調作業を図るIE(Industrial Engineering)分野での新製品開発と、国内市場での販売を推進していくことで合意したことを発表した。

協業の第一弾として、ウェアラブル端末のスマートウォッチを活用して、工場の労働生産性向上につなげる作業動態分析ソリューション「スマートロガー」を共同開発し、7月1日より提供開始する。

スマートロガーの共同開発

「スマートロガー」は。、作業者がスマートウォッチを装着し、工程開始前にスマートウォッチを工程ごとに設置したビーコンに近づけるだけで作業工程の実績(作業内容・時間)が自動集計される仕組みとなる。

同社ではこれにより、位置情報や作業者の動作情報をきめ細かく収集・デジタルデータ化することで、「熟練作業・ノウハウの蓄積」「作業者のバラツキ解消」「ムダのない作業順序や最適な動作」に向けた改善に取り組みやすくなり、生産性向上や不良発生原因の対策にもつながるとしている。