XYZプリンティングは、5月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催されている第7回教育ITソリューションEXPO(EDIX)に発売前のデスクトップ3Dプリンタ「ダヴィンチ Mini w」を展示している。

ダヴィンチ Mini wは40(幅)×33.6(奥行)×36.2(高さ)cmというコンパクトさが特徴で、重量も8kgと軽い。最大造形サイズは15×15×15cmで、最小積層ピッチは0.1mm。素材はフィラメントにとうもろこしのデンプンを原料としたPLA樹脂を採用。PLAフィラメントは分解可能で環境にやさしいとされる。

今までにない本体デザインとなったダヴィンチ Mini w

同製品はWi-Fi接続に対応しており、専用ソフトウェア「XYZware」を利用することで同一ネットワーク内であれば手軽に3Dプリントできるほか、進捗状況やプリントモジュールの加熱状態、フィラメントの状態、エラーの対処方法などを確認することができる。販売時期および価格は現在のところ未定だが、担当者によれば4万円を下回る価格で販売される見通しだという。

同ブースではこのほか、6月1日に販売を開始する3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ Jr. 1.0 3in1」も展示。同製品は3Dプリントに加えて3Dスキャン機能を備えるほか、オプションのレーザーモージュールを搭載することで紙や木材などの素材にレーザーで図形やイラストを描くことができる。

3つの機能を統合したダヴィンチ Jr. 1.0 3in1

3Dプリンタ以外で注目なのが、今年3月に発表した教育向けロボット「XYZrobot Bolide」。購入者自身で組み立てる「組み立てキット」と組み立て済みの「完成品」の2種類がある。動作はモーション編集ソフト「XYZrobot モーションエディター」を利用して自由に作成できるほか、公式サイトから無料でデータをダウンロードすることも可能。操作は付属のコントローラーまたはスマートフォンアプリで行う。

XYZrobot Bolide。3Dプリンタを使用したカスタムも楽しい。