オリエンタルランドは5月19日、2016年度からの自社生産を目指し、北海道弟子屈町にイチゴ農園を設立すると発表した。これにより、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで、完熟イチゴを使用したメニューを年間通して提供することを目指す。

栽培設備(イメージ)

年間生産量50トン程度を計画

同社によると、北海道弟子屈町は夏は涼しく昼夜の寒暖差も大きいといい、日本では希少な国産夏イチゴの生産に適している。また同町は温泉町としても知られ、その温泉を活用した暖房を使用することで、エネルギーコストを抑制した冬場の温室栽培も可能となるという。

年間生産量は50トン程度(安定稼働後)、生産方法はハウス栽培、生産開始は2016年冬を予定している。同社は「高品質なイチゴを季節や天候に関わらず安定的に生産できるということに加え、完熟状態のものをパークに供給することで品質の向上を目指している」と話している。

なお、同社は2014年度から千葉県袖ヶ浦市の自社農園でトマト・ミニトマトの生産を開始しており、2017年度からは山梨県北杜市の自社農園でトマト・ミニトマト・パプリカの生産を新たに開始する計画という。