今だけの60周年限定バージョン

アナハイムのディズニーランド・リゾートにあるもう1つのパーク「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(以下、カリフォルニア・アドベンチャー)」でも、見逃せないショーが行われます。それは、「ワールド・オブ・カラー: セレブレート! ワンダフル・ワールド・オブ・ウォルト・ディズニー」。

「ワールド・オブ・カラー」は、2010年6月11日にデビューして以来、1,000万人以上ものゲストを魅了してきたナイトエンターテインメントです。それが今回、開園60周年を記念して、これまで使用してきたビジュアルプロジェクションに新システムを導入。約4倍もの高解像度の映像再生システムを使うことで、吹き上がる水のスクリーンによりはっきりとした美しい映像を投影できるようになったのです! ダイヤモンド・セレブレーションには欠かせないショーと言えるでしょう。

巨大ウオータースクリーンに美しい映像が映しだされる

まずは良席をゲット!

さて、せっかくショーを見るからにはやっぱりいい場所から観賞したいですよね! 「ワールド・オブ・カラー」はファストパス(以下、FP)に対応しているので、朝一番にグリズリー・リバー・ランのFP発券機場所へGO! 左側のFP発券機で「ワールド・オブ・カラー」のFPを発券しています。FPがあっても場所取りは早いもの順で席が埋まるので、早めに会場へ向かうといいでしょう。

まずはファストパスをゲット

食事後に専用エリアに入場できる「ダイニング・パッケージ」もオススメ

さて、「ワールド・オブ・カラー」をよりいい席で楽しむには、FP発券以外にも手段があります。今回の取材では、ショーを優先観覧エリアから楽しめる「ワールド・オブ・カラー・ダイニング・パッケージ」を申し込みました。

この「ダイニング・パッケージ」は、レストランでの食事と専用エリアからのショー観覧がセットになったパッケージで、対象レストランは「アリエルズ・グロット(ディナーのみ)」「ワイン・カントリー・トラットリア(ランチ・ディナー)」「カーセイ・サークル・レストラン(ランチ・ディナー)」の3店舗。専用メニューをオーダーし、食事後に専用エリアに入場できるチケットを受け取るシステムです。価格は少々張りますが、とても見やすい席でショーを観賞できるため、常に人気の高いパッケージです。

日本からもインターネットで予約ができるので、出発前に手配を済ませておくとスムーズです。あとは受付カウンターに行って氏名を名乗る際、「ワールド・オブ・カラー・ダイニング・パッケージ」をオーダーしたいと申し出ればOK。なお、「アリエルズ・グロット」は朝食と昼食でキャラクターダイニングを楽しめるレストランですが、同パッケージではキャラクターのグリーティングはありませんのでご注意を。

ディズニーの魔法にかかる時間

前列の席が取れた時は、水に注意してください。「ワールド・オブ・カラー」は前の方にいると雨に打たれたようにぬれるので、レインコートを着用するゲストもいます。もちろんそのまま見てもOKですが、タオルは忘れずに持って行きましょう。電子機器がぬれると大変なので、防水バッグなどの準備もお忘れなく。

ショーの長さは28分間。ショーの案内役として巨大ウオーター・スクリーンに初めに登場するのは、ディズニー好きとして有名な俳優のニール・パトリック・ハリス氏と、ミッキーマウス。2人がウォルト・ディズニーの半生を振り返ります。

最初に映されるのは、ニール・パトリック・ハリス氏とミッキーマウス

続いて、『蒸気船ウイリー』に、『白雪姫』『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』……ディズニーの短編・長編アニメーションからピクサーアニメーションまで、作品の移り変わりが次々に表現されていきます。『アナと雪の女王』のパートでは、主題歌の「レット・イット・ゴー」がほぼフルコーラス流れます。立ち上る水柱がエルサの魔法で生きているように動く様は、水が吹雪や氷に見えるほどの大迫力!

『アナと雪の女王』のパートは大迫力!

かと思うと、今度はディズニーランドの音楽に変わり、「魅惑のチキルーム」や、「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」など、アトラクションでおなじみの曲が流れます。そして、ピポパポパポン! という音と共にスターツアーズの場面に変わると、スクリーンには『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のシーンが投影され、会場は大喝采!

ディズニーランドの歴史を振り返る映像ではパークを訪れた人々の幸せな笑顔が写し出され、ショーは光の渦のなか、感動のフィナーレへ。プロジェクションマッピングが終了し、『Forever Young』が静かに流れるなか、「ミッキーのファンウィール(観覧車)」の中心であるミッキーフェイスの部分にウォルト・ディズニーが現れ、「Good Night」とゲストに声をかけて去っていきます

最後の最後まで見逃せない、60周年記念バージョンの「ワールド・オブ・カラー」。"セレブレイト!"な瞬間をぜひとも体感してくださいね。

取材協力: ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル

※記事中の情報は2016年2月取材時のもの

著者プロフィール: 吉田よしか(ヨシダヨシカ)

東京ディズニーランドが開園した1983年以降、30年以上に渡りパークに通い続けているディズニーの達人。『TVチャンピオン』(テレビ東京)の「ディズニー通選手権」出場、『東京ディズニーリゾート知識王No.1決定戦』(日本テレビ)優勝経験を持つ。「親子ディズニー通選手権」では、夫と娘も同番組に出場。現在は、家族全員(夫、長女、長男)ディズニーファンとして、テレビ・雑誌・ラジオ・新聞など各メディアで活躍中。年間300日以上パークに足を運び、最新情報やディズニー関連情報などを毎日紹介するAmeba公式ブログ『吉田さんちのディズニー日記』は1日平均50万PVを誇る。