ノックスは4月22日、米Rubrikと日本国内における販売代理店契約を締結し、Webスケール型バックアップを提供するコンバージドデータ管理システムであるRubrik r300シリーズの取り扱いを開始した。

Rubrik r300シリーズ

同シリーズは、バックアップサーバ、バックアップソフトウェアとグローバル重複排除ストレージをクラスタ化された一台の筺体に集約しながら、使い勝手のよいコンシューマー向けの操作性を提供するハイブリッドクラウド・ストレージアプライアンス。

ゼロから作成されたクラウドスケールのファイルシステムにより、効果的かつ効率的スケールでデータ管理を行うことができるため、スケーラビリティによる自動バックアップ、レプリケーションやアーカイブ、グローバルサーチなどを実現するという。

従来型のバックアップ製品のように、バックアップサーバ、バックアップソフトウェア、バックアップデバイス、管理サーバなどは不要。また、容量課金ライセンス、レプリケーションライセンスなどの複雑なライセンスもなく、わずか数分でパブリックとプライベート間でのデータ管理を開始することができるとしている。

また、RubrikソフトウェアはVMwareのAPIを介してvCenterをスキャンし、自動的にVM(仮想マシン)のリストを取得。バックアップ処理はVM、SLAを選択することで構成され、SLAポリシーのルール(スナップショットのキャプチャ頻度やデータ保持期間)に基づき、必要な数だけバックアップされる。

データはVMware CBTにより変更ブロックのみが一時的にフラッシュに格納され、SLAに応じてディスク保存されるだけでなく、クラウドやNASにアーカイブされるデータも最低限に抑えることが可能だ。

さらに、Googleライクなグローバルサーチエンジンはクラウドにアーカイブされたデータも含めストレージ全体で高速に動作し、必要なデータがどこに保管されているか確認でき、リストア操作も容易に実行できるという。

即時性が求められる場合は、高速インスタントリカバリ機能により、フラッシュ上にVMをマウントし、NFSまたはiSCSI経由で直接vCenterに認識させることを可能としている。