サイオステクノロジーは、市場の変化やニーズに合わせるため、オープンソースソフトウェア(OSS)のサポートサービスの新メニューとして「OSSよろず クラウドインテグレーションPOC支援」の提供を5月1日より開始すると発表した。

ITシステム整備のスピードと柔軟性が企業収益向上の鍵となっていることを背景に、自社内にクラウドインフラ構築を検討する企業が急速に増えている。

特に、社内共通インフラとしての性質から特定ベンダーに依存しない技術でクラウドインフラを構築し、ノウハウを社内に蓄積したいと考える企業IT部門からOSSのクラウド技術が注目を集めている。しかし、OSSの新しい技術によるITインフラ構築には膨大な事前検証が必要であることも事実になっている。

今回、新しく提供されるサービスはクラウド環境構築用のソフトウェア群であるOpenStack、コンテナ型仮想化技術のDocker、構成管理自動化ツールのChefなどを活用した、プライベートクラウドの導入を検討する顧客に対し、POC(Proof Of Concept:コンセプトを実証するための評価試験)の技術支援を提供。

POCを通じてサイオスのOSSエンジニアが、難易度の高いクラウド環境の検証で発生する問題に対して技術支援を提供し、知識と経験に基づいた実装のノウハウを共有することにより、顧客の実稼働までに要するエンジニアリソースと時間を節約するという。