キャリアインデックスは4月13日、新聞購読者とその年収について調べた「CareerIndex年収・転職 実態調査 vol.1」の結果を発表した。

新聞購読、年収700万円未満では5割台(画像はイメージ)

新聞購読、年収700万円未満では5割台に

新聞を読んでいる割合を年収別にみたところ、「年収1,000万円以上」が最も高く92%。このほか、「700~1,000万円未満」が74%、「500~700万円未満」が54%、「300~500万円未満」が56%、「300万円未満」が55%となり、年収700万円未満の層では購読者は5割台にとどまった。

同社は「日々の情報に敏感な方の方が、会社や地位もそれなりに高くなっていたりするので、(新聞購読の)影響があるのではないか」と推測している。

購読者の中で年収700万円以上の人の割合が多かった新聞は、「産経新聞」が39%、「日経産業新聞」が38%、「フジサンケイビジネスアイ」が33%、「日本経済新聞」が32%と、産経と日経グループの購読者が多いことがわかった。

日本経済新聞と産経新聞の差を比べたところ、30歳代までの購読者の割合は、日本経済新聞が47%と半数近くに上った一方、産経新聞は29%と、購読者の年齢層に違いがみられた。同社は「就職活動中の学生や新入社員に日本経済新聞の購読が勧められるのも一因かも知れません」としている。

調査期間は2016年3月29~30日、有効回答は20~59歳の有職者1,000人。