岐阜県飛騨市で木製品加工販売やカフェ運営、合宿滞在事業を行う「飛騨の森でクマは踊る」(通称:ヒダクマ)は、デジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」を岐阜県飛騨市古川町にオープンする。営業開始は4月16日。オープン時間は平日 11:30~18:30、土日 10:00~17:00(水曜定休)。

デジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」

このたびオープンする「FabCafe Hida」は、3Dプリンタや3Dスキャナ、レーザーカッターといったデジタルファブリケーションマシンを常設した、カフェ併設型のコワーキングスペース。「FabCafe」としては世界で6番目、日本で2番目の拠点となる。

同社では「飛騨の広葉樹を活用しながら、世界で活躍するデザイナーや建築家のアイデアと、伝統技術を持つ職人の知恵と技術をかけ合わせ、共創しながらものづくりを行う実験スペース」としている。"ものづくりカフェ"として運営すると同時に、建築家やデザイナーやクリエイター、研究者、学生、企業担当者らが集まり、滞在型ワークショップやプロダクト開発などをするための拠点にもなるとのこと。

また、物件は同社が2015年6月に取得した築100年以上の町家を再活用。江戸時代や明治時代の柱梁や建具や木目が印刷された昭和ならではの建材、さらには最近のアルミサッシなどさまざま時代の素材や雰囲気が混在する状態を肯定的に引き継ぎ「FabCafe Hida」として再生したということだ。

4月16日、オープニングトークイベントを開催(入場無料)

同施設の席数は約40席以上。ものづくりのための設備として、電源、フリーWiFi、レーザーカッター(Troetec Speedy 100R/300)、3Dプリンタ(Opencreators Almond 3D Printer)、3Dスキャナ(Shining 3D Ein Scan-S)を常備する。メニューには、ドリップコーヒーやソフトドリンク等のほか、飛騨の美味しいお米と食材を生かしたおにぎりやスイーツが用意される。

なお、4月16日 12:30~18:00(12:00開場)にはオープニングトークイベントとして、飛騨市長・都竹氏や地元の職人、都内のデザイナーなどを迎えたトークイベントが開催されるということだ。入場無料。