衣料チェーン「ユニクロ」を傘下に持つファーストリテイリングは4月7日、2016年8月期第2四半期(2015年9月~2016年2月)の連結決算(国際会計基準)を発表した。

連結経営成績(累計)

暖冬などで売上が伸びず

純利益は470億4,300万円と前年同期の1047億5,300万円と比べて半減(55.1%減)した。これは、商品構成が防寒衣料に偏り、暖冬に対応できなかったことで既存店の売り上げが落ちたことや人件費の増加などによる。

売上高は1兆116億5,300万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は993億4,100万円(前年同期比33.8%減)、税引き前四半期利益は820億4,100万円(前年同期比49.9%減)となった。

セグメント別の業績としてはグローバルブランド事業は増収増益を達成したが、国内ユニクロ事業は減収減益、海外ユニクロ事業は増収減益となった。合わせて2月の為替レートが2015年9月に比べて円高に転じたことで、金融費用などに為替差損228億円(前年同期比424億円減)が発生し、税引き前四半期利益が前年同期比816億円減と大幅な減益となった。

通期の業績予想は、売上高が前期比7%増の1兆8,000億円、営業利益が前期比27%減の1,200億円、税引き前利益が前期比43.3%減の1,025億円、純利益が前期比45.5%減の600億円を見込んでいる。純利益の予想は、1月発表の1,100億円から600億円に下方修正した。

各事業の展開は?

同社は現在、海外ユニクロ事業の拡大に注力しており、各国でユニクロの出店を継続すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店している。また、有明の次世代物流センターが4月から稼働することに加え、国内外でも新物流センターを構築する計画が進んでおり、物流改革にも積極的に取り組み始めている。

ジーユー事業は、国内の出店を加速する一方で、中国市場にも進出するなど、事業の成長が軌道に乗り始め、グループ第2の柱に成長しているという。