岩谷産業は4月7日、「イワタニ水素ステーション 仙台」の建設を決定し、建設に係る協定を宮城県と締結したと発表した。

同ステーションは宮城県仙台市宮城野区に建設される予定で、2016年度中の完成を目指す。完成すれば東北地方で初の水素ステーションとなる。液化水素によるオフサイト供給方式を採用し、燃料となる水素は千葉県市原市にある岩谷瓦斯千葉工場の液化水素製造プラントから輸送する。1時間あたり燃料電池車(FCV)6台の満充填が可能な供給能力となる予定。

同社は2014年7月以降、主に4大都市圏を中心に商用水素ステーションの整備を進めてきた。今後は、自治体や地域の有力企業などと共同で整備を進め、これまで"点"だったステーション整備を"線"につなげていくことで、FCVの早期普及および利用者の利便性向上に貢献していくとしている。

イワタニ水素ステーション 仙台の完成予想図 (岩谷産業株式会社提供)