サイトのタイトルを決める

何はなくとも、まずHPのタイトルを決めなければいけない。テンプレにはご丁寧にもタイトルまでがオシャレな英文字で入っている(何と読むのかはわからなかった)のだが、さすがにそのままというわけにはいかない。

ちなみに、私が過去に作ったHPのタイトルは「白妙」と「Honey」であった。一体どんなツラをしてそんなタイトルをつけたのかナゾだが、現在私は重度の中二病を患った者が後年発症するという「中二と言われるのを恐れる病」に罹患しているので、オシャレなタイトルはもちろん、「ウンコモリモリHP」などとふざけるのすら恥ずかしいのである。この恥ずかしいという感情が時として創作を殺すのだが、恥ずかしいものは仕方がない。よってタイトルは超シンプルに「カレー沢薫のHP」とした。

しかし困ったことに「カレー沢薫」という字面がすでにどう頑張ってもダサいのだ「curry-zawa」にしようかと思ったが、横文字にすればオシャレという田舎者丸出しのセンスもどうかと思い、ここは潔くそのままにすることにした。

そして、どうせならダサいついでに、「デザイナーを殺したければこれを使え」でおなじみの、私が絶対の信頼を寄せているフォント「創英角ポップ体」にしてやろうと思ったのだが、元々Wixが海外サービスなせいか創英角ポップ体に対応していないのだ。ここまで、Wixは私のようなWeb初心者でも簡単に使えているのだが、これだけはマイナス5億点である。

作品情報を載せる

タイトルが無事決まったところで、一番重要である、現在の連載中の作品情報をトップページに載せる。そういった表のテンプレがあるので、あとはそれを置きたい場所に起き、文言を変えるだけでOKだ。これで読者の皆さんには、私が今どこでどんな仕事をしているか一目瞭然になったわけである。

しかし同時に、連載が終わるたび「連載中」の文字を自分で消していかなければいけないということにもなった。ある意味、勝手に情報が流れて行ってくれるTwitterは「時が忘れさせてくれる」優しいツールだったのかもしれない。

次に重要なのは、現在発売中の単行本情報のページだ。一人でも多くの人がそのページを見て、私の本を買って燃やして、再度買ってくれるようにしなければいけない。

当方の連載は太く短い傾向があり、結果として刊行点数はそれなりにある。よって、自分でレイアウトを考えるとなるとかなり面倒くさい。だが、ショーウィンドウのように画像がずらっと並んでいるページのテンプレがあるので、あとはそれを自分の単行本画像に差し替え、「即買え」と言わんばかりに、Amazonなど通販サイトの商品ページにリンクするだけでOKだった。

とはいえ、単行本の紹介文はさすがに自分で考えないといけない。シンプルかつ購読意欲を刺激するような文言を用意する必要があるのだが、正直あまりにも「読まなくて良いから買え」と言い過ぎたせいで、今さら正攻法で作品を売りこめと言われても、何を言って良いのかわからなくなってしまった。

よって、今回も燃やしやすさに重点を置いた紹介文としたので、ぜひ参考にしていただきたい。というか、どうせ燃やすんだから、どれでもいいから買えばいいと思う。