「東急プラザ銀座」の全容が明らかに!

3月31日、東京・銀座の数寄屋橋交差点そばに新商業施設「東急プラザ銀座」(東京都中央区)がオープンする。「伝統」と「革新」のキーワードのもと設計された同施設は、江戸切り子をモチーフにした斬新な外観に、約27mにも及ぶ巨大な吹き抜けのパブリックスペース、日本初出店を多数含む全125店舗の入居テナントなど、銀座に新風を吹き込みそうな注目の要素が多数。今回は特に注目すべきポイントを開業に先駆けて紹介しよう。

大規模吹き抜けの「KIRIKO LOUNGE」

地下2階・地上11階の全13フロアで開業する「東急プラザ銀座」だが、最も象徴的な空間は6階と屋上にあるパブリックスペースだろう。

6階の「KIRIKO LOUNGE」には、施設最上部にまで達する約27mの吹き抜けがデザインされている。日本伝統のガラス工芸・江戸切り子をイメージしたファサード(外観装飾)の窓からは光が降り注ぎ、見晴らしも抜群。モノトーンで統一されたシックな家具で、誰でも気軽に一休みできる空間となっている。

約27mの吹き抜け空間となっている「KIRIKO LOUNGE」

テーブルやソファはモノトーンで統一

「KIRIKO LOUNGE」では、ラウンジカフェ「数寄屋橋茶房」を昼夜を通して利用可能。東京・三軒茶屋発のスペシャルティコーヒーロースター「OBSCURA COFFEE ROASTERS」による「本日のコーヒー」や「アイスコーヒー」(共に450円)、「八海山」の甘酒にミルクを合わせた「八海山 甘酒ラテ」(600円)など、こだわりのドリンクが街歩きの疲れを癒やしてくれる。

左から、「八海山 甘酒ラテ」のホット・アイス(共に600円)、「アイスコーヒー」(450円)

また、奥のスペースは、腰を据えてゆっくりと休めるレストランフロアとなっており、テイクアウトメニューとは異なる料理やスイーツをそろえる。赤ワインで炊き上げた酢飯を使った「牛丼の新しいかたち」(1,500円)や、小さな前菜を彩り豊かに並べた「野菜の万華鏡」(1,800円)、マカロン・求肥(ぎゅうひ)餅・トリュフチョコの3種のスイーツを盛り合わせた「茶房の三甘味」(900円)などを提供。これらをはじめとした専用メニューのオーダーが必要だが、休憩のついでに軽く食事も、と考えている時に便利に活用できそうだ。

奥のスペースはレストランフロアに

「牛丼の新しいかたち」(1,500円)

「野菜の万華鏡」(1,800円)

「茶房の三甘味」(900円)

「KIRIKO TERRACE」で風を感じる

屋上には、オープンテラス「KIRIKO TERRACE」が設置されている。緑が特徴的な「GREEN SIDE」と、白を基調とした空間に広い水盤が印象的な「WATER SIDE」の2つのゾーンに分かれており、どちらも自由に利用可能。屋上の眺望を楽しめる席も多数用意されており、席間もゆったりととられているため、昼も夜もリラックスして過ごせそう。

屋上のオープンテラス「KIRIKO TERRACE」の「GREEN SIDE」

眺めのいい席も多数

広い水盤が印象的な「WATER SIDE」

「GREEN SIDE」のカフェ「櫻ノ茶屋」では、ソフトドリンクのほか、6種類のオリジナルソースにディップして楽しむフライドポテト「JAPANESE FRENCH FRIES」(600円~)や「金柑トニック」(600円)、「桜酒のファジーネーブル」(600円)などのアルコールドリンクといった軽飲食メニューを提供している。

6種類のディップソースから選べるフライドポテト「JAPANESE FRENCH FRIES」(600円~)

アルコールドリンクも提供(左から、「金柑トニック」(600円)、「桜酒のファジーネーブル」(600円))

「取りあえず寄って休憩」という使い方もできる「東急プラザ銀座」のパブリックスペース。銀座ならではの洗練空間を気軽に楽しめる、要注目スポットだ。次のページでは、同施設に出店する注目店舗を紹介しよう。

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