フォーサイドエンタテイメント(フォーサイド)とテックビューロは3月18日、業務提携し、フォーサイドが運営するスマートフォン向けSNSアプリ「Catchboard」上のポイントサービスにおいて、テックビューロが提供するプライベートブロックチェーン技術「mijin」を用いた実証実験を実施したと発表した。

ブロックチェーン技術を用いると、安価なサーバを地理的に分散した状態で「ゼロダウンタイム」のポイントシステムを構築できる。その基本的な勘定機能を用いるだけで、ポイント残高の整合性を保ち、ポイントの二重付与を排除できるほか、ユーザーや運営者自体による不正行為を防止できるという。

「mijin」+データベースによるフォーサイドのポイントシステム

今回の実証実験では、ポイント残高の整合性のほか、スマートフォンからのブロックチェーン利用を検証する。Catchboardのユーザーに「Catchboardウォレット(仮称)」のような管理口座を持たせ、他社のポイントやマイレージとポイント交換、ビットコインのような仮想通貨、電子マネーなどとの交換を行う仕組みを構築するなど、ブロックチェーンを利用した高効率かつ高いセキュリティ基準を満たすポイントサービスの構築を目指す。