横浜市は、同市の初黄・日ノ出町地区に4人の作家によるプロジェクションマッピングなどのアート作品を夜間展示する「日ノ出町芸術小路」が完成したことを発表した。5月31日まで、毎日没後に鑑賞できる(月曜休場)。

志村信裕「赤い靴」2009

「日ノ出町芸術小路(げいじゅつこみち)」は、京浜急行本線 日ノ出町駅~初黄・日ノ出町地区高架下スタジオへ続く高架下沿いの小路に、屋外鑑賞可能なアート作品を夜間展示するスポット。

2008年よりアートを生かした新しいまちづくり活動に取り組む黄金町の、新たなまち歩きスポットのひとつとして追加されたもので、映像表現によるインスタレーション作品を国内外の芸術祭や美術館で多数発表している志村信裕氏、建物の窓や門扉、天井など、空間を分ける境界にユニークな仕掛けを施すインスタレーションを中心に作品を発表する池田光宏氏、MoMAで初期作品がコレクションされている国際的なメディアアーティストの土佐尚子氏、環境や建物自体に手を加え空間そのものを新しい風景へと変換させていく作品を制作する北川貴好氏といった4名のアーティストが手がけた、プロジェクションマッピングやインスタレーションなどのアート作品を鑑賞できる。

なお、日ノ出町芸術小路の現在の「第1期展示期間」は5月31日までだが、同年9月1日~11月6日には「第2期展示期間」が予定されている。