フロム・ソフトウェアは10日、3月24日に発売予定のアクションRPG『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』の完成発表試遊会を東京・大東区のヒューリックホールで実施した。

ソフト発売を記念した試遊会がヒューリックホールで行われた

『DARK SOULS III』は、2009年に発売された『Demon's Souls』(デモンズソウル)のゲームシステムを継承し、2011年9月に登場した『DARK SOULS』シリーズ三作目となるアクションRPG。美しいグラフィックや独自のダークファンタジー世界が特徴だが、最大の特徴は非常に高い難易度にある。油断をすれば最弱の敵にさえ致命傷を負ったり、一撃必殺の攻撃力を持つボスに絶望を味わったりするが、敵の攻略法を見つけてクリアしていく達成感はほかの作品では味わえない。また、本作では敵とのバトルに新たな駆け引きを生む「戦技」を用意。武器やアイテム、魔法などには固有のアクションや調整が施され、より戦略的な戦いができるようになっている。

イベントで流れた『DARK SOULS III』のゲーム画面

本イベントは2部構成となっており、1部はマスコミと招待された一般ユーザー150名のみの試遊体験会、2部は入場自由の試遊体験会となっていた。

1部では、まず『DARK SOULS III』のディレクター・宮崎英高氏が登場し、本作は『DARK SOULS』シリーズの大きな区切りとして位置付けたタイトルで、開発にはかなりの苦労があったことを明かした。そして、開発チームの尽力によってようやく完成したことに、少しホッとしたと心境を語った。また、本作ならではの滅びの寂しさに満ちた世界と、そこに待ち受ける困難、そして、それを克服する喜びを感じてほしいと来場者に呼びかけた。

『DARK SOULS III』ディレクター・宮崎英高氏

宣伝部 部長・小倉康敬氏

次にフロム・ソフトウェア宣伝部の部長・小倉康敬氏が登壇し、今後のプロモーション展開を説明。まず、現在「DOWBL」とコラボ展開しているアパレル商品に、新アイテムが追加されること(詳細は後日発表)や、渋谷の「109MEN'S」7階のDOWBLコラボカフェは、3月31日まで期間を延長して営業することが明らかに。

また、『Bloodborne』で狩人(ハンター)スタチューを制作した「Gecco」が、本作のパッケージキャラのフィギュアを制作することも発表。発売時期についてはこちらも後日とのこと。

そのほか、10日より「ダークソウルな瞬間、大募集!」と題するキャンペーンが開始された。このキャンペーンは、Android/iOS専用アプリ「ダークソウルIII カメラ」を用いて「ダークソウルな瞬間」と感じた写真を撮影してTwitterに投稿すると、抽選で100名に「特製エスト瓶」がプレゼントされるという。詳細については公式サイトをチェックしていただきたい。

その後、『DARK SOULS III』の試遊会に突入。今回は、戦士や盗人、魔術師、持たざる者といった10種類の“素性”キャラクターから1種類を選んでプレイし、本邦初公開となる「不死街」のマップを探索できるというものであった。プレイ時間はわずか10分であったが、本作の高低差を感じられる広大な地形や、さらに美しくなった世界でのプレイを楽しむことができた。

また、今回は試遊会用に難易度を下げた敵キャラクターが登場する最新ビルドであったが、物陰や背後からの攻撃、高いところから落下、巨大な敵の登場に落ち着いた戦いができず、「YOU DIED」のメッセージを連発。しかし、少しずつ敵の位置や地形を把握し、強敵への道のりを進み、攻略するという本作の醍醐味を味わうことができた。

そのほか、2部では公式ライブ配信番組『ダークソウル 絶対攻略!』の公開収録や、全国から集結したコスプレイヤーによる「ダークソウル キャラクターコレクション 2016 Spring」、黒板アートで話題を呼んだ、れなれな氏による黒板ライブペインティングといったイベントも行われ、大盛況のまま発表試遊会は終了した。

『DARK SOULS III』は、3月24日に発売予定(PC版は4月12日発売予定)で、対応機種はPS4、Xbox One、PC。価格は、パッケージ版が7,430円(税別)、ダウンロード版が6,930円(税別)となる。そのほか、本作の発売を記念したPS4刻印モデル「PlayStation 4 DARK SOULS III Limited Edition」(43,410円/税別~)なども用意。

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