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Malwarebytesは3月7日(米国時間)、「The Bank of “We Have No Idea What We're Doing”|Malwarebytes Labs」において、銀行をかたって送られてきた電子メールを取り上げて、どのような点が不審なのかを説明した。

記事では、銀行が絶対に行わないこととして、以下の点を指摘している。

  • ログイン情報を聞き出そうとする
  • フリーのメールアドレスからメールを送信してくる
  • 個人情報の提示を求めてくる
  • 「あなた名義で1500万ドル(約17億円)が発見された」などと言ってくる
  • メールのフォントにComic Sansを使っている

記事では、Bank Of Americaをかたったスパムメールを取り上げ、フォントにComic Sansが使われている点を指摘。Comic Sansはかわいらしい系統のフォントで公式な文書で使われることはまずなく、このスパムメールの出来がそれほどよくないことも示している。

銀行をかたったスパムメールは広く出回っている。これまでこうしたメールは英語で書かれていることが多く、日本語のメールはフォントが中国語だったり、言葉遣いが不自然だったりと、日本語ネイティブのユーザはすぐにスパムメールと判断することができた。しかしここ数年、日本語で作成されたスパムメールの精度は著しく向上しており、一見しただけでは本物と偽物の区別ができなくなってきている。内容も巧みなものが増えており注意が必要。