仏Parrotは3月1日、レジャー用ドローンの新製品「Bebop 2」の日本での販売を3月下旬より開始すると発表した。価格(税抜き)は本体のみの場合6万7500円で、ラジコン型コントローラー「Skycontroller Black Edition」同梱版は10万2500円。なお、同日より予約の受付を開始する。

「Bebop 2」。レッドとホワイトの2色を用意。

Bebop 2は500gクラスのドローンとしては初めて25分間の連続飛行時間を達成。これは前世代機の2倍以上にあたり、バッテリ性能を最大限引き出すためにシステム全体の設計を見直したという。最高速度は水平方向で60km/h、垂直方向で21km/h。14秒で最高速度へ到達することができる。同社が実施したテストでは、63km/hの向かい風の中でも飛行可能であることが確認された。さらに、エンジンの緊急停止機能、プロペラ接触時の緊急停止機能のほか、高度および飛行区域の制限機能、自動帰還機能など安全面も強化が図られている。

搭載されているセンサは「垂直安定化カメラ」「超音波センサ」「圧力センサ」「3軸ジャイロスコープ」「加速度計」「3軸磁力計」「GNSSチップセット」の7種類。これらのセンサで収集した情報をオンボード・コンピューター(デュアルコア・プロセッサ+クアッドコアGPU)で処理している。また、カメラは1400万画素の魚眼レンズを採用した特別設計のカメラを機体前方に搭載。カメラの角度は最大180°変更することが可能で、動画や写真を垂直方向に撮影することも可能だ。

操縦については、オプションのラジコン型コントローラー「Skycontroller Black Edition」を使用することで飛行距離を最大2kmまで延ばすことができるほか、スマートフォンやタブレットを使用する場合でも300mの範囲で安定した操縦を実現するとしている。