ロームグループのラピスセミコンダクタ(ラピス)は2月24日、16bitローパワータフマイコンの評価用リファレンスボード「RB-D620Q15x/13x シリーズ」の販売を開始したと発表した。

ローパワータフマイコンは、ノイズや発熱などの厳しい環境下でも使用できることが評価されているが、アプリケーションの多様化、開発サイクルの短期化などにより、マイコンを簡単に評価できるリファレンスボードに対するニーズが増加していた。

「RB-D620Q15x/13x シリーズ」には、量産中の16bitローパワータフマイコン「ML62015x/13x ファミリ」を搭載しており、電源電圧やROM容量など用途に応じた6種類が用意された。エミュレータを介してPCに接続するだけで、プログラムの設計、評価、ROMコード書き込みまで一貫した開発が可能になるため、ノイズや発熱など厳しい環境での動作、バッテリー駆動に優れるローパワータフマイコンの動作を簡単に確認することができるとしている。また、パッケージソケットを装着するための実装スペースも準備しているため、簡単な書き込みツールを自作することが可能となっている。

同製品は通販サイトのザイコストアより購入することが可能。なお、リファレンスボードの使用時には同時に販売を開始した「エミュレータ(nano EASE)」が必要となる。