じぶん銀行は2月22日、円普通預金金利をそれまでの年0.020%から年0.001%に引き下げた。

円普通預金の金利を年0.001%に引き下げ

親会社の三菱東京UFJ銀行も金利引き下げ

このたびの円普通預金金利の引き下げは、2月16日に開始された日本銀行によるマイナス金利政策導入以降の市場動向を踏まえて実施されるもの。

じぶん銀行の普通預金は、5万円未満、5万円以上30万円未満、30万円以上と分かれており、21日までは一律年0.020%だったが、22日より年0.001%に引き下げた。

じぶん銀行は、KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資して設立した店舗を持たないインターネット銀行。親会社の三菱東京UFJ銀行も同日に普通預金金利を年0.001%に引き下げた。三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行は、既に普通預金を年0.001%としている。

銀行のネット支店では、たとえばトマト銀行のももたろう支店や愛媛銀行の四国八十八カ所支店が定期預金の金利を引き下げている。

じぶん銀行以外のネット銀行といえば、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行などがある。楽天銀行の普通預金は金額の区分けはされておらず、金利は年0.02%。ジャパンネット銀行の普通預金の金利は、100万円未満が年0.03%、100万円以上1,000万円未満が年0.04%、1,000万円以上が年0.05%。住信SBIネット銀行の普通預金は100万円未満、100万円以上と分かれており、金利は一律年0.02%としている。いずれも22日現在の税引前の金利だ。

楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行などのネット銀行の今後の普通預金の金利の行方に注目が集まりそうだ。